J-MAPの使命

J-MAPは、認知症・フレイル予防を目的とするJ-MINT研究の成果を、多くの方へ迅速かつ確実に届けるために設立されました。
多因子介入による効果的なプログラムを展開し、高齢者やそのご家族、そして関係するすべての人々の健康と福祉に貢献することを使命としています。

J-MAPの考え

認知症は、世界的に解決が求められている課題です。
特にMCI(軽度認知障害)の段階から早期に対策を講じることで、認知症の発症リスクを低減できる可能性があります。
海外では80カ国以上で多因子介入(食事・運動・社会的活動などの複合的な取り組み)が行われ、実際に成果が報告されています。
しかし、国や地域ごとの制度・文化の違いによって、導入や普及の進度にはばらつきがあるのも現状です。

J-MINT研究は、国際的な認知症予防のネットワーク(World-Wide FINGERS Network)に参加し、最新の知見を共有しています。
J-MAPは、そこで培った研究成果や実践ノウハウを国内外に実装し、パートナー企業や自治体と協力しながら、認知症予防の分野をリードしています。

すべての人々のwell-being向上をめざして

日本では皆保険制度が整備されており、多くの人が医療や介護を利用しやすい環境にあります。
しかし、急速な高齢化に伴う介護負担の増大や、家族の介護離職などの社会的問題も深刻化しています。
認知症を予防し、発症リスクを下げることは、ご本人やご家族の負担軽減に加え、社会全体の経済的負担を和らげる効果が期待されます。

自治体は住民の健康維持のため、多様な保健事業を実施しています。
とりわけ、介護保険の認定時には『認知症か否か』が大きく影響するため、認知症予防と介護予防を連携させた取り組みが重要とされています。
J-MAPでは、自治体の保健事業と連携しながら、多因子介入を活用した認知症予防プログラムを導入し、その成果をさらに多くの地域へ波及させることを目指しています。
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